"燃えた" という経験を持つレザー "BURNING DYED"

革を下地のまま製品にして、燃やしながら製品染めをしていくという特殊な技法で制作されたレザー。
着色時の染料に高濃度のアルコールを混ぜ、染色後に着火させ頃合いを見て、すぐに火を消します。そして、その作業によってできた焦げ痕や煤を革ジャンに定着させていきます。

革ジャンの特徴は、そのどれもが着る人のライフスタイルやマインドに反映され、サイズや形、表情を変えていくところかもしれない。汚れが味となり、傷が経験となる。

バーニングダイ』は、火がついて燃えたという究極の経験を、革ジャンにさせたということになる。つまり初めて着た日から、経験を積んでいる頼もしいパートナーになるということ。

それがストラムの『バーニングダイ』である

バーニングダイ(製品燃焼染め)には、2種類、仕上げ方があります。

まずは、現在も定番の加工になっているSTL032シリーズの仕上げです。

革の下地の状態でオイルなどを加え調整し仕上げた革で、ライダースの型に縫製します。

高濃度アルコールと染料を混ぜたものを吹きかけ、燃やしながら染めていきます。

燃やしながら染める事を30回程繰り返し、1着1着、火の熱で革が硬化しない様、気をつけながら、1時間ほど掛け燃やしながら染めていきます。

最終仕上を加え、完成です。

焦げた染料が定着し、独特の濃淡、ムラが表情を作り、製品染めにはない上品さと色気のある雰囲気が特長です。


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